忘れている心の声を花に託して
街を歩いていたら様々な景色や音に出会います、月を愛でたり桜に騒いだり、秋には真っ赤な紅葉を求めたり、虫の声に耳を澄ましてみたり。
かつて日本に普通に存在していたことが消えつつある、そんな氣がしています。
花にも沢山の捉え方ができる世界、どれもとても素敵だけれど、花や草木を見つめるたびに巡ってくる心の声を、お客様にも聞いてほしいと思いました。
かつて、斎藤茂吉が歌ったように、
道のべに、どくだみの花かすかにて、咲あることを我は忘れず
踏まれそうな、また、誰にも知られづとも咲いている花、雑草と呼ばれる草にも心を捕えられてしまうそんな、繊細で、美しさの心情を花とともに